女子 プロレスラー 自殺。 ネットのひぼう中傷 なくすために ~女子プロレスラーの死~

ネットのひぼう中傷 なくすために ~女子プロレスラーの死~

女子 プロレスラー 自殺

女子プロレスラーの木村花さんが23日に亡くなってから、もう一週間がたってしまいました。 女子プロレス界の次世代スターと期待されていた人物が、22歳という若さで亡くなったという衝撃に加え、人気番組「テラスハウス」に出演していたこともあり、この一週間毎日のように様々な角度でのニュースが話題になっています。 私自身は、今年に入ってからテラスハウスを見始めて、今更ながら最近すっかりテラスハウスの世界にハマっていた人間だったので、リアルタイムに番組で見ていた木村花さんの訃報を、自分の中で理解するのにしばらく時間がかかったほどでした。 木村花さんがプロレス界で将来を期待されていたにもかかわらず、22歳という若さで亡くなってしまったのはなぜだったのか。 私も含め、多くの人が当然抱くであろう疑問の答えをもとめ、様々なメディアが様々な角度で今回の件を報道。 様々な情報や関係者のコメントが錯綜し、本来静かに故人の死をいたむべき7日間、毎日のように激しい議論がメディア上、ネット上で交わされていました。 ただ、そうした議論を一通り見て個人的に感じているのは、そうした特定の「犯人」を捜すこと自体が間違っているのではないかという漠然とした感情です。 毎日のように続いていた誹謗中傷 木村花さんの訃報において死因は公表されていないものの、一部のメディアでは警視庁が自殺とみて調べていると報道されています。 そのため、まず最大の「犯人」として注目されたのがSNS上での誹謗中傷でした。 実際に、木村花さん自身が誹謗中傷を受けていたことを示唆する内容を投稿していたようですし、誹謗中傷が最近まで1日100件ペースで続いていたという報道もあります。 参考: 誹謗中傷投稿をしていた人々の中には、慌てて投稿を削除した人も少なくないようで、普段からそうした誹謗中傷を受けている著名人を中心に、ネット上の匿名が問題だという持論を展開する方や、誹謗中傷の温床になっているSNSやプラットフォーマーの対応不足を指摘する声も増加。 激しい議論が各所で交わされています。 そうした批判の声に応えるかのように5月26日には、国内外のソーシャルメディア企業が会員として名を連ねる「ソーシャルメディア利用環境整備機構」がソーシャルメディア上の名誉毀損や侮辱等を意図したコンテンツの投稿行為に対する緊急声明を発表。 さらには、高市総務大臣が、ネット上の匿名の発信者の特定を容易にするため制度改正を検討すると発言。 あまりに早い反応に、政治批判の封殺に木村花さんを利用しているのではないかと議論をよぶ展開になっていました。 参考: 番組制作側の演出方針にも疑問の声 さらに5月27日には女性セブンが、テラスハウスの現役スタッフの告白として、テラスハウスには台本はないがストーリーは作っていたという裏話を報道。 これをきっかけに番組制作側の過剰な演出が、最大の問題だったのではないかという議論が沸騰する結果に。 参考: フジテレビと制作会社のイースト・エンタテインメントが、同日に今シーズンのテラスハウスの打ち切りとコメントを発表したものの、批判がおさまらず。 29日には、フジテレビの遠藤社長が「もっと細かく、継続的に、彼女の気持ちに寄り添うことができなかったのかとざんきの念に堪えません」と、今後十分な検証を行っていく旨のコメントを出す展開となっています。 一方で、スタッフによる告白によって浮上したテラスハウスのやらせ疑惑に対しては、出演者の何名かが反論。 2012年の出演者も、アエラの取材に応えてやらせを否定するなど、スタッフの告発報道自体にも疑義が抱かれており、議論が分かれているようです。 参考: 芸能事務所との契約解消の情報も錯綜 さらには29日になって、木村花さんの芸能活動のマネジメントをしていた芸能事務所が、木村花さんとの契約を3月末日に解消をしていたと発表していたのが、実は事実と違っていたと東スポが報道。 木村花さんはテラスハウスをやめたいと漏らしていたのに、事務所が話し合いに応じなかったという逸話まで飛び出してきました。 参考: こうしたあまりの情報の錯綜ぶりに、メディア側の取材や報道も過熱気味になり、本来は、最愛の娘や友人をなくし、悲しみに浸る時間が必要なはずの家族や関係者への節度を超えた取材も行われてしまっているようです。 こうした報道が1つずつされるたびに、読者や視聴者の怒りは、報道で「犯人」として取り上げられた対象に対して向けられ、SNS上での批判やクレーム行為が展開されています。 しかし、こうした情報をすべて並べてみると、今回の悲劇は、こうした複数の要因が重なってしまった結果ではないかと思えてくるのです。 新型コロナウイルスの非常事態宣言下での悲劇 テラスハウスと同じくNetflixで配信されている番組に「13の理由」という自殺をテーマにしたドラマがあります。 このドラマでは、女子高生のハンナが謎の自殺を遂げ、なぜ自ら命を絶ったのかという理由がカセットテープを通じて語られていきます。 そして、彼女を取り巻く友人や関係者の一人一人の小さな発言や行動の一つ一つが、彼女を自殺に追い込んでいく過程が明らかになっていくのです。 テープで糾弾された登場人物の一人一人は、自分の行動が思いがけなく彼女を深く傷つけていたことを知らされ、苦悩することになります。 木村花さんの死因は自殺と断定されていませんが、仮に自殺だった場合、同じように複数の理由が重なり合った結果とは考えられないでしょうか。 今年の3月から5月という期間は、木村花さんだけでなく、日本中の人々が、外出自粛要請や緊急事態宣言で、様々なストレスを溜め込んでしまったタイミングでした。 ウイルスの影響でプロレスの大会も中止になってしまったようですし、おそらく自粛要請で練習も自由にできなくなっていたでしょう。 テラスハウスの共同生活も中止になって、一人で自宅に閉じこもることになっていたはずです。 さらに所属事務所との契約解消交渉も、うまく進まず困っていたタイミングだったという報道もあります。 そんな渦中に放映された番組の影響で、コロナで鬱憤を抱えた人たちによる100件を超える批判が、自分のSNSに毎日のように殺到したとしたら。 しかも報道にあるように番組側からのケアもあまりされておらず、テラスハウスの収録自体が中断していて、名誉挽回の可能性も薄いと感じてしまっていたとしたら。 しかも、そんなタイミングに緊急事態宣言で外出自粛を求められ、友達や先輩に食事をしながら悩みにのってもらうようなことも難しくなっていたとしたら。 そうした様々な要因が、不幸にも新型コロナウイルスによる社会の空気と積み重なって、20代の女性の心を押しつぶしてしまう可能性は高いように感じます。 そう考えると、今回の木村花さんの悲劇は、言葉では言い表せないほどに本当に不幸なできごとだったように思われるのです。 当然、SNSの匿名の誹謗中傷や、番組の過剰な演出に責任がないという話ではありません。 少なくとも自責の念を感じて女性セブンに告白をしたと思われる番組関係者のように、すべての関係者が責任を感じるであろう話であり、その自責の念や後悔は木村花さんが亡くなってしまった以上、永遠に消せないものであるという話です。 もしコロナがなくプロレスが続けられていたら。 もしテラスハウスの共同生活が続いていたら。 もし番組側がSNSの反応を意識できていたら。 もし事務所がSNSの批判をケアできていたら。 もしSNSに誹謗中傷を減らす仕組みがあったら。 もしコロナが人々の心を過激にしてなかったら。 どれか一つでも運命の針が逆側に振れていれば、木村花さんの悲劇は避けられたのかもしれない、と考えてしまうと。 後悔してもしきれない気持ちになる方は少なくないはずです。 いま「犯人」探しよりもすべきこと もちろん、木村花さんが22歳という若さで亡くなってしまった本当の理由は、我々には永遠に分かりません。 私が、こうやって勝手に想像して語ることも、亡くなられた木村花さんに失礼な行為だとも感じています。 ただ、今、私たちが木村花さんの悲劇を目の当たりにしてするべきことは、誰か一人を「犯人」にしたてあげ、その人を糾弾することではないはずです。 誰かをスケープゴートにしてその人に批判の声を浴びせることは、実は木村花さんに対して批判の声を向けていた無数の人たちの行為と同じです。 そんなことをして木村花さんの仇を取ろうとしても、木村花さんが浮かばれるとはとても思えません。 さらに、批判を恐れずにあえて書くとしたら、実は私たち一人一人も木村花さんの死に責任を感じるべき存在なのかもしれないのです。 起業家としても有名なけんすうさんが自身のnoteで、誹謗中傷かどうかよりも、ネットでは簡単に批判が大量に来てしまう方が問題ではないかという問題提起をされていましたが、私も同意見です。 参考: 仮に極端な誹謗中傷を、法律によって規制することができたとしても、SNSのプラットフォームが何かしらのコメント規制をしたとしても、言論の自由の範疇の大量の批判コメントの殺到を防ぐことは現実的には難しいでしょう。 テラスハウスのような人気番組においては、視聴者が多数存在する関係で、仮に一部の人間が批判のコメントを書き込んでも、受け止める側からすると膨大な批判に感じる結果となります。 リアルの日常社会であればありえないような多数の罵倒が、ネット上では簡単に自分に向かってくる結果となるのです。 私たちは、面と向かってだったら絶対に相手に言わないような言葉を、ネット上の掲示板や著名人のSNSに、ついつい書いてしまいがちです。 私自身も、テレビを見ていて腹が立ったときに画面に向かって悪態をつくことは良くあります。 ただ、テレビに向かって悪態をついても、その悪態が相手に届くことはありません。 しかし、相手のSNSに誹謗中傷や批判を書くという行為は、書かれた相手からすると面と向かって誹謗中傷や批判をされているのと同じです。 書いている側はテレビの前の独り言と同じつもりでも、受け取る側にはそうは見えない構造だからこそ、ネットではいわゆる「スルー力」が重要だと言われるわけです。 ただ、無名な人であろうが著名人であろうが面と向かって批判されれば傷つきますし、木村花さんのように若い世代が突然大量の批判に直面して、日本中の視聴者が自分を嫌ってしまったと感じてしまうのは当然です。 にもかかわらず、私たちはこの20年以上、面と向かって言わないことをネット上であえて書く行為を、放置し続けてきてしまいました。 現実世界で同様の行為を友達がしたら、手を取って止めるかもしれないような行為を、長く放置してきてしまったのです。 私たちは、いじめを傍観している子どもと同じことをしてしまっていたかもしれない、といったら言い過ぎでしょうか。 楽しく元気な花さんを心に置いて 少なくとも、木村花さんの悲劇を目の当たりにした私たちがすべきことは、犯人捜しを名目にしながら相手を罵倒したり、お互いを過激な言葉で批判しあったりすることではないはずです。 面と向かっては言わない相手を傷つける言葉を、平気でネットに書き込んでしまう空気をどう変えていくかを、今こそ真剣に考え、議論し、行動するべきではないかと感じます。 最低限の規制は必要かもしれません、SNSやプラットフォーム側の対応も必要でしょう。 視聴者を煽らない番組作りも必要かもしれませんし、事務所や会社、そして学校が、一人一人にSNSの使い方やリスク、そしてスルー力の基本を教える必要もあるかもしれません。 おおげさな話に聞こえるかもしれませんが、これは決してヤフーやLINE、ツイッターやインスタグラムなど一部の大手ネット企業だけが取り組んで解決できることではありません。 インターネットを形作っているのは、私たち一人一人の言葉であり行動です。 私たち一人一人が、 ちょっとネット上での発言を優しくしたり。 わざわざ批判を相手に向かって書くのを止めたり。 過激な友人の発言をいさめることができていたなら。 木村花さんの悲劇を避けられたかもしれない、と考えてみたらどうでしょうか。 現実の街が私たちの努力によって、良い雰囲気の街になることも、治安の悪い街になることもあるように。 インターネットも私たちの努力によって、少し今より良い雰囲気にできるはず、と考えるのは楽観的すぎるでしょうか。 木村花さんの母親である木村響子さんは、自身が最も辛いであろう最中に、ツイッターに「あなたが辛いと花も辛いからどうか楽しく元気な花を心に置いてあげてください」と投稿されていました。 木村花さんのような悲劇を二度と繰り返さないためにも、私たち一人一人ができることがきっとあるはずです。

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女子プロレスラーが自殺したというニュースを聞いて、僕は違和...

女子 プロレスラー 自殺

1.問題は発信者情報開示だけか? ネット上に、 「木村花さんを苦しめたSNSの誹謗中傷。 匿名の相手を訴える方法は?」 という記事が掲載されています。 記事には、 「プロレスラー木村花さん(享年22)の死をきっかけに、SNS上での誹謗中傷やデマについて、大きな話題となっています。 これまでいくつもの事件が起こり、問題視されながらも、いっこうになくならないネットいじめやネットリンチ。 一般人でも、いつ、なんのきっかけで自分がターゲットとなるかわかりません。 」 「もし、SNS上でトラブルが起こったら、どうすべきなのでしょうか?」 と書かれています。 この問題に関しては、誹謗中傷する人をどのように訴えるかという観点からの解説が多いように思います。 確かに、誹謗中傷する人が一番悪いのは、その通りなのですが、番組制作・放送側にも法的責任はないのでしょうか。 遺族の立場になった時、大量の誹謗中傷の発信者情報を一つ一つ特定して行って訴訟提起するというのは、あまり現実的ではないと思います。 そのため、本件のような事件で遺族側から相談を受けた場合、弁護士的な発想で言うと、先ず考えるのは番組制作・放送側を被告として法的責任を追及できないかということになります。 誹謗中傷者の特定の問題はかなりクローズアップされていて、多くの弁護士がメディア上にコメントを出しています。 しかし、番組制作・放送側の法的責任をテーマにした論考はあまりみられないため、この問題についての弁護士的な考えを書いてみようと思います。 2.番組制作・放送側の安全配慮義務 この問題を考えるうえで、先ず考えなければならないのは、番組制作・放送側に、出演者の心身の安全を確保すべき何等かの義務(安全配慮義務)を措定することができるのかどうかです。 結論から申し上げると、安全配慮義務を導ける可能性はあると思います。 本件類似の問題をダイレクトに扱った先行裁判例は、私の知る限りではありません。 しかし、参考になる裁判例なら幾つかあります。 その中の一つに、大阪地判平27.4.17LLI/DB判例秘書登載という裁判例があります。 これは、タレント養成学校に所属していた方(X1)が、被告Y1(放送番組の企画制作及び販売等を含めた放送事業を目的とする株式会社)の主催するイベントの開幕特別番組の製作に向けて実施した駅伝の試走リハーサルに参加した際、重度の熱中症に罹患して後遺障害が残ったとして、被告Y1と被告Y2(当時所属していたタレント養成学校の運営主体)に損害賠償を請求した事件です。 この事件で裁判所は、 「被告Y1は、本件駅伝リハーサルに参加した原告X1らタレント生徒に対し、 信義則上または役務提供契約に付随して、原告X1の生命及び身体を危険から保護するように配慮する義務を負う場合があると解される。 」 「被告Y1が原告X1に対して負う安全配慮義務は、リハーサルの危険性に関する要素として、本件リハーサル時の気象条件、本件駅伝リハーサルにおける原告X1の行動及び求められた運動量、タレント生徒がリハーサルから脱退することの現実的可能性に関する要素として、原告X1の年齢や個性、本件駅伝リハーサルに参加したタレント生徒と被告Y1の関係、本件駅伝リハーサルの危険性に関する被告Y1の認識もしくは認識可能性に関する要素として、本件駅伝リハーサルにおける状況認識、各通達の内容など、 以上の諸要素を総合的に考慮して、その有無及び内容が決せられるべきである。 」 と判示しています。 被告Y2の責任についても、 「 被告Y2が原告X1に対して信義則上又は在学契約に付随する安全配慮義務を負うか否か、負う場合の具体的な義務の内容は、本件駅伝リハーサルにおける被告Y2と被告Y1の関係、本件駅伝リハーサルに参加したタレント生徒と被告Y2の関係、被告Y2による本件駅伝リハーサル参加者の募集態様、本件駅伝リハーサルの危険性に関する被告Y2の認識等の 具体的事情を総合的に考慮して決せられるべきものである。 」 と判示しています。 安全配慮義務違反をめぐる訴訟では、直接の契約関係がないことや、当事者を規律している契約関係が労働契約でないことは、必ずしもネックにはなりません。 安全配慮義務を負わせることが正当と言えるだけの関係性の存在を立証し、それを説明することができれば、安全配慮義務を導くことは可能です。 もちろん、その作業は決して簡単ではありませんし、緻密な議論の積み上げが必要になります。 安全配慮義務を措定できたとしても、義務違反の事実を立証できるかという問題があります。 義務違反の事実が認定できたとしても、結果との間の因果関係を立証できるかという問題もあります。 実際、大阪地判平27.4.17LLI/DB判例秘書登載でも、被告Y1の責任に関しては、 「被告Y1は、本件駅伝リハーサルの2回目の試走を中止すべきであったにもかかわらず、これを中止しなかった」 ことを認定しながら、後遺障害との間の因果関係は認定せず、結論として請求を棄却しています(Y2に関しては安全配慮義務違反を否定)。 しかし、重要なのは、番組制作・放送側の責任が必ずしも一律に否定されるわけではないことです。 本件は熱中症の事案ではありますが、生命や身体に危険が生じかねない番組を制作・放送する側に対し、出演者の生命及び身体を、予想される危険から保護するように配慮する法的義務があるという結論を導くことは、従来の裁判例の枠組みから考えても、決して無理のある議論ではありません。 裁判所が採用するかまでは分かりませんが、リアリティ・ショーの出演者に不幸が生じていることが知見として報告・集積されている中、現にSNSで誹謗中傷されていることがリアルタイムで観測できていて、本人が弱っている様子も覚知できていたのであれば、被害にあっている出演者の健康や生命が損なわれないように何等かの安全配慮のための措置を講じるべきだったという議論を組み立てることに、それほどの違和感はありません。 3.自殺の予見可能性 番組制作・放送側の法的責任を問題にしていくにあたり、もう一つ問題になるのが、自殺の予見可能性をどのように捉えるのかという点です。 予見可能性という概念は、法文に書かれているわけではありません。 しかし、損害賠償を請求するにあたっては、随所で問題になる概念です。 例えば、「過失」という概念は予見可能性と結果回避義務という二つの要素から構成されると理解されています(我妻榮ほか『我妻・有泉 コンメンタール民法 総則・物権・債権』〔日本評論社、第6版、令元〕1467頁参照)。 因果関係の認定にあたっても、加害者に特別の事情によって生じた損害(普通発生しない損害)を帰責するにあたっては、「当事者がその事情を予見すべきであったとき」(予見可能性があるとき)に該当することが必要とされています(民法416条2項)。 誹謗中傷で自殺に至る事案というのは、割合的には全体のごく一部であることから、安全配慮義務違反が認められたとしても、予見可能性という観点から、義務違反に過失を観念することができるのか・相当因果関係を認めることができるのかが問題になります。 ただ、この点については、労働法学の観点からではありますが、 「炭鉱労働者のじん肺発症の事案では、 使用者の予見義務(可能性)は、生命・健康という被害法益の重大性に鑑み、安全性に疑念を抱かせる程度の抽象的な危惧で足り、必ずしも生命・健康に対する障害の性質・程度や発症頻度まで具体的に認識する必要はない」 (中略) 「長時間労働やいじめ・嫌がらせによる疾病・死亡等の事案では、 使用者がその原因であるいじめの存在やうつ防の発症などを認識している場合だけでなく、それを認識しうる状況にった場合にも予見可能性は肯定されうる。 したがって、使用者が単に被害者がいじめを受けていたことやうつ病を発症していたことを知らなかったというだけでは、使用者はその責任(結果回避義務)を免れない。 また、 うつ病等の精神障害が発症した場合には、その病態として自殺に至る蓋然性が高いことが医学的に認められており、そのことを使用者が知らなかった(それゆえ自殺という結果を予想できなかった)というだけでは、使用者の責任は否定されない」 という見解が示されています(水町勇一郎『詳解 労働法』〔東京大学出版会、初版、令元〕820-821頁参照)。 人の死という重大な結果が問題になる事案においては、必ずしも発症頻度が予見可能性を否定するわけではありません。 私の感覚で言うと、じん肺のような特殊な訴訟類型を除いて、実際の損害賠償請求訴訟では、何だかんだで具体的な予見可能性を主張・立証することが求められることが多いように思われます。 そのため、軽々なことは言えないにしても、自殺の発生頻度が低いことは、誹謗中傷を放置していていい理由にはならないはずだ(自殺に至る可能性を考えなくて良い理由にはならないはずだ)という議論は、裁判所で展開しても決して変ではないです。 4.メディアは自身の法的責任の存否について議論してもよいのではないか この問題については、メディア側からも幾つかの倫理的な問題提起がなされているように思います。 しかし、 現行法の枠内においても、果たして番組制作・放送側に法的な責任がなかったのかについて、考察がされても良いのではないかと思います。 この問題が倫理的な観点に矮小化される限り、言い換えると、法令順守の問題として認識されない限り、類似の問題はまた引き起こされると思います。 誹謗中傷をする人が悪いことは指摘するまでもありませんし、発信者情報開示の手続に種々の問題があることはその通りなのですが、それと同じくらい、遺族の損害賠償の問題をどう考えるのか、番組制作・放送側の法的責任をどう考えるのかの考察には力点が置かれてもいいように思います。 一般の方には少し難解な内容になっているかもしれませんが(自殺事案の法的責任の所在、損害賠償の問題は、専門家にとっても難解なので、なかなか簡単に説明することはできないのです)、遺族の損害賠償の問題、番組制作・放送側の法的責任に関する議論を進める一助になればと思い、本記事を書いてみました。 sskdlawyer.

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テラスハウス・木村花の自殺疑惑の原因・理由は?Twitter・インスタ画像写真とは?

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スポンサーリンク なぜこんなことが起きてしまったのでしょうか? 現役女子プロレスラーでテラスハウスに出演していた木村花さん(22)が5月23日にお亡くなりになりました。 テラスハウス内の行動で炎上していた木村花さんが急死した理由として「自殺」という疑惑が出ています。 なぜ自殺疑惑が出るのか? テラハで炎上し、アンチ急増の原因は? これから情報がまた出てくると思いますが、今までの状況をまとめます。 【コメント寄せる】木村花さんの訃報受け、テラスハウス関係者「言葉を失っております」 また、番組については「番組の放送・配信に関しましては、後日改めてご案内いたします」としている。 bunshun. 当社所属選手、木村花選手が本日5月23日逝去いたしました。 突然のことでファンの皆様、関係者の皆様には深いご心配と、哀しみとなり、大変申し訳ございません。 詳細につきましては、いまだ把握出来ていない部分もあり、引き続き関係者間の調査に協力してまいります。 木村花選手のご冥福を深くお祈り申し上げます。 今後につきましてはご親族と相談の上、お知らせいたします。 また他の所属選手の心のケアにも努めてまいります。 以上 引用:スターダム公式ツイッター 木村花さんの年齢は22歳。 前日のtwitterでは自殺をほのめかすツイートをし、ファンが心配していました。 現在、そのツイートは削除されています。 また、インスタグラムの投稿も意味深な画像でした。 ではどのような投稿だったかみていきましょう。 木村花自殺疑惑のツイッターとインスタグラムとは? 2019年からは、 恋愛リアリティー番組『テラスハウス』に出演し、その中での騒動で炎上していました。 テラスハウスという番組は、様々な年齢・職業の男女6人が共同生活する番組です。 その中で木村花さんが炎上の内容としては2つです。 その内容を知らない花さんは、「快さんが旅行中にお金を出していない」ことを女性の夢さんとだけ話し、陰口と言われました。 花さんが試合の衣装を洗濯機にかけたまま外出• 同居人・快さん衣装に気づかないまま、自分の服を入れて一緒に乾燥• 衣装は縮み、着ることのできない状態に( 衣装は1点物で10万以上する思い入れのある試合で使用したものだった)• 花さんがマジギレしそうなため、同居人女性ビビさんがなだめようとするが泣いてしまう• 花さんが洗濯してしまった同居人の帽子を叩き落とす• 洗濯してしまった同居人小林快が数日後に退去 出典元:木村花twitter 自殺疑惑の理由としては2つあると考えられます。 娘の木村花さんのアンチたちに対してもTwitterでしっかり返していました。 本人の辛さと大切な娘を突然奪われたご家族を考えると、本当に言葉は出ません。 現在、SNSで誰もが顔を出さずに意見を言える社会になっていますが、「言葉で人の心を殺せる」こともしっかり忘れずに発信していってほしいと願います。 木村花さんのご冥福を心よりお祈りしております。 テラハ女子プロレスラー・木村花訃報への世間の声 テラハに出てた木村花ちゃんが 亡くなったニュースに言葉失った。 死因は公表されてないけど、 誰かが無責任に、正義を語るかのように 発した言動が どれほど相手を傷つけるか どれほど相手の人生に影響するか どんな理由であれ、他人の人生に 口出しできる権利なんて 私たちは持ち合わせてないんだよ — 마나 mngripv07 テラハに出てた木村花ちゃんが 亡くなったニュースに言葉失った。 死因は公表されてないけど、 誰かが無責任に、正義を語るかのように 発した言動が どれほど相手を傷つけるか どれほど相手の人生に影響するか どんな理由であれ、他人の人生に 口出しできる権利なんて 私たちは持ち合わせてないんだよ — 마나 mngripv07 木村花さんに誹謗中傷してた奴ら、お前らのせいで取り返しつかないことになったよ?テレビやプロレスに出てみんなを楽しませていた彼女と、顔も出さず人に悪口書いてるお前ら。 どちらが価値のある人間か言うまでもないよね? — ゆすけ yskysk222 なぜ、って? 彼女のアカウントを見てください。 彼女のツイートのリプを見てください。 彼女がどれだけ辛い思いをしていたか。 SNSがアンチが無責任な言葉の刃で花ちゃんを追い込んで、彼女の輝かしい未来がなくなりました。 絶対に許されない。 花ちゃん、マスター辛いです… — プロレスBARカウント2. 99 大阪ミナミ PRO-WRESTLING BAR COUNT2. 99 count299 22歳という若さで亡くなった木村花さん。 これから『テラスハウス』の関係者がどう対応していくのか見ていきたいと思います。 最後まで読んでいただきありがとうございました。

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