いずれ いづれ。 『いずれも』と『いづれも』正しいのはどっち?違い/意味/使い方

「いずれ」「いづれ」の違いとは?「いずれにしても」の使い方例文も

いずれ いづれ

「いづれ」と「いずれ」はどちらが正しい表記か知っていますか。 発音はどちらも同じなので会話の際にはあまり気にしなくて済みますが、紙に書く時やパソコンで文字を打つ時などに、「づ」と「ず」のどちらを書けばいいのか悩んだ経験がある人もいるでしょう。 「いづれ」と「いずれ」で正しい表記なのは、「す」の濁音を使った「いずれ」です。 「いづれ」は歴史的仮名遣いになりますので、現代では使われていません。 この機会に「いずれ」の正しい表記、使い方を覚えておきましょう。 「いづれ」は歴史的仮名遣い! 歴史的仮名遣いとは、簡単に言うと昔使われていた仮名遣いのことで、現代とは違った使われ方をしていました。 たとえば、「言ふ」「思ひ出」「あはれ」などの表記は歴史的仮名遣いをしており、現在では「言う」「思い出」「あわれ」です。 このように、歴史的仮名遣いと現代仮名遣いは、表記の仕方が昔と今とで少し異なるものがあることを覚えておいてください。 前述した「つ」の濁音を用いた「いづれ」は歴史的仮名遣いになりますので、現在では使われていませんが、昔はこの表記をしていたことになります。 したがって、紙に書く時やパソコンで文字を打つ際には「いずれ」を用いるようにしましょう。 公用文では「いずれ」! 「いづれ」は歴史的仮名遣いであると説明しましたが、公用文に用いる言葉は「いずれ」であると文部科学省が定めています。 この公用文とは、国や公共団体が出す公用の文書に使われる言葉です。 現代仮名遣いについて法令、公用文書、新聞、雑誌などの一般的な社会生活における現代の国語を書き表す仮名遣いのルールが文部科学省で決められているので、もっと詳しく知りたい方は、以下のリンクをご参照ください。 「いずれ いづれ 」とは、複数ある中からどれかを選択する場合にも用いられますし、不特定な物事を指す場合にも使われます。 また、この不特定的な表現は物理的な物に限らず、「いつかは」「近々」「そのうち」という意味の不特定 曖昧 な時間の表現でも使えます。 前述していますが、「いづれ」は歴史的仮名遣いになるため、「いずれ」が正しい表現ですので、そのことに注意しながら、以下の例文を参考にしてください。 不特定な物事・曖昧な時間の表現例! 不特定な物事の表現をする場合には「いずれか」や「いずれにしても」を用い、曖昧な時間の表現をする際には「いずれ いづれ 」を使います。 不特定な物事を表す例文は以下のとおりです。 ・AかB、いずれかは本物です。 ・こちらに記載されてあるドリンクを、いずれかお選び下さい。 ・料金のお支払いは銀行引き落としかクレジット払い、いずれかの方法でお願いいたします。 ・いずれにしてもご報告ください。 ・いずれにしてもご連絡差し上げます。 曖昧な時間の表現をする例文は以下のとおりです。 ・いずれ戦争がなくなり、世界平和が実現するだろう。 ・彼とはいずれお話ししたいと思います。 ・いずれお会いしましょう。 ・いずれご連絡いたします。 「いずれも」を使った例文! 「複数あるものの中からどれを選んでも同じことが言える」という場合に「いずれも」が使われます。 以下、例文です。 ・このタイとカンパチはいずれも天然物です。 ・Aの商品だけでなく、Bの商品やCの商品を買うと、いずれも20ポイント付与されます。 社交辞令で使える便利な言葉! 上述した例文にも入っていますが、「いずれ いづれ 」の3文字が入るさまざまな単語をご紹介します。 よく似ている言葉ですが意味が異なりますので、意味と使い方にご注意ください。 「どれも」という意味を持つ「いずれも」 「いずれ いづれ 」に「も」がついた連語で、複数ある中のどれを選んでも同じことが言える、同じことが当てはまる状態を表す言葉が「いずれも」です。 もっと端的に簡潔に述べると「どれでも、どちらでも」という意味になります。 たとえば「AとBとC、いずれも本物です」という文章は、「AとBとCは全部本物」だということを表しています。 このように、「数ある中のものどれでも」という意味で「いずれも」が用いられます。 「いつかは」という意味を持つ「いずれは」 「いずれ いづれ 」に副詞の「は」がつくと、近い将来の未来のことを指し、「いつかは」「近々」「そのうち」という意味になります。 たとえば、「いずれはご報告に上がります」という例文があったとしましょう。 これは、「近い内に」「いつか」「やがて」などのように、「はっきりとした日にち・時間は言えないけど、そう遠くない未来に報告します」ということを表しています。 以上のことから「いずれは」とは、「いつか、近々、いつの日か」などの近い将来のことを指す場合に用いられる言葉です。 「どれか」の意味を持つ「いずれか」 「いずれ いづれ 」に「か」がつくと、複数あるものの中から一つだけ、もしくは数ある中から何かを選択する場合に使われ、「どちらか」「どれか」という意味になります。 英語で言うところの「or」です。 たとえば「AかB、いずれかお選びください」だと、「AとBの2つのうちどっちにするか選んでください」ということを言っています。 また、「1番から10番の中で、いずれが本物ですか」だと「この複数あるものの中で本物はどれですか」ということを述べています。 このように「いずれか」とは、「どっち」「どちら」「どれか」などのように、複数ある中から何かを選択する際に使う言葉です。 「いずれにしても」「いずれにせよ」 「いずれ いづれ 」に仮定の動詞「~にしても」「~せよ」がついて、「どの方法を選ぶにしても、どっちにしても」という意味になります。 どの方法を選んだとしても、どの選択肢でも結果は変わらないということから「どっちみち」「どうせ」「どのみち」という使われ方もします。 たとえば「いずれにしても今日提出するのは無理だ」だと、「それまでの過程でいくら頑張っても、どんな選択肢を選ぼうとも、今日中に提出することはできない」という意味合いを含んでいます。 このように「いずれにしても いずれにせよ 」とは、どの方法を選んでも結果は変わらないという意味として用いられます。 「いづれ・いずれ」と「いつか・どれか」の違いは? 「いずれ いづれ 」と「いつか、どれか」はほとんど同じ意味として使われますが、厳密に言うとニュアンスが少し異なります。 「いずれ いづれ 」は「いずれにしても」に、「いつか」は「いつの日か」に置き換えると分かりやすいでしょう。 「いずれ いづれ 」の場合、どんな選択をしようと結果は変わらないことを指し、後者の「いつか」はいつになるかは分からないけどいつの日にか、そういう結果になるというニュアンスになります。 また、「いずれ いづれ 」と「どれか」の違いは、「いずれ いづれ 」が2つ以上あるものの中から選ぶことに対し、「どれか」は3つ以上あるものの中から選択する場合に用いられます。 このように、意味としてはほとんど同じ使い方をしていますが、ほんの少しニュアンスや使われ方が違います。 ぜひ覚えておいてください。 正しい表記は「いずれ」!.

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いずれか|「いづれか」とどっちが正しい?・意味・「いずれ」「どれか」との違い・英語表現などを解説

いずれ いづれ

「いずれにしても」の類語はあります。 それでは「いずれにしても」と同じ意味の言葉を次に挙げてみましょう。 ・閑話休題 かんわきゅうだい ・兎にも角にも とにもかくにも ・所詮は ・結局は ・どの道を選んでも ・どう転んでも ・良くも悪くも ・ともかく ・何はともあれ 「閑話休題 かんわきゅうだい 」は日常で使う人は少ないでしょう。 「閑話」はのどかな話という意味で、無駄話のことです。 「休題」は話しをやめることです。 「閑話休題」と書いて、無駄話をやめて話を元に戻すという意味になります。 「閑話休題、議事録の予算案の所に話を戻します」のように使います。 小説や随筆の中で、よく出てくる言葉です。 「いずれにしても」の例文は? もっと「いずれにしても」を知りたい人のために、もう少し例文を挙げてみましょう。 ・いずれにしても、明日は雷雨になる可能性が高い。 ・いずれにしても、合格ラインは超えている。 ・いずれにしても、診察は受けなければならない。 ・いずれにしても、またお会いしましょう。 ・いずれにしても、彼を傷つけたことに変わりはない。 ・いずれにしても、心機一転がんばろう。 ・いずれにしても、勉強は無駄にはならない。 ・いずれにしても、資格は取っておくべき。 ・いずれにしても、いつかは旅立つ。 ・いずれにしても、リーダーの指示を待とう。 ・いずれにしても、覚悟はできている。 ・いずれにしても、見積もりは出してもらおう。 「いずれにしても」を英語で言うと? 「いずれにしても」は、使い方によっては相手に不快感を与えてしまいます。 目上の人や上司に使う時は「いずれにいたしましても」と丁寧な言い方で、後に続く言葉にも気を使いましょう。 いずれにしてもを使わなくても、言い換えの言葉で表現しても良いです。 話が長引いて時間のない時にも「ミーティングに間に合わないのでいずれにしましても後ほどご連絡いたします」と便利に使えます。 「ず」と「づ」の使い方は昔とは変わっているので、中高年の方も最近の仮名遣いを再確認してみてはいかがでしょうか。 言葉は人間関係を円滑にするために大切なツールです。 失礼のないように注意して「いずれにしても」の使い方を覚えたら、ここぞという時に使ってみましょう。

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「いずれも」と「いづれも」の意味の違い・どっちが正しいのか

いずれ いづれ

「いずれも」は 「どれも・だれも・それぞれ」という意味を表します。 例文では「ここにある商品はどれも(それぞれ)静音性に優れています」と言い換えることができます。 「それぞれ」は、あるもののひとつひとつを指す言葉です。 解説 「いずれは」は、 将来的に実現する可能性を示す「いつか・やがて・そのうち」という「時間」を表す言葉として使われます。 さほど遠くない未来を指して使うため、「近々」という意味でも用いることができます。 解説 「どの方法を選ぶにしても・事情がどうであろうとも・どっちみち」という意味で使います。 いくつかある選択肢のどれを選んだとしても、結果は変わることがないというときに用いる言葉です。 仮定の動詞句である「~せよ」をつけたると少し柔らかく丁寧な表現になります。 「そのうちお伺いします」は「近いうちにお伺いします」「いずれお伺いします」と言い換えることができます。 詳細 「まもなく」>「やがて」>「いずれ」> 「そのうち」 時間の経過は右に行くほど遅くなり、実現する可能性も低くなります。 「やがて風もおさまるだろう」「東京へ出てやがて3年になる」など、「そのうち」「じきに」と同じ意味で使います。 ビジネスシーンなど一般的には「いずれ」を用い、いにしえの時代に思いを馳せるときや、各種専門分野・個人的用途では「いづれ」も使えるということを覚えてください。 「蝶々」は現代仮名遣いでは「ちょうちょう」と書き、歴史的仮名遣いでは「てふてふ」と書きます。 歴史的仮名遣いで「ゐ・ゑ・を」と書いてある場合、現代仮名遣いでは「い・え・お」となります。 現代仮名遣いと歴史的仮名遣いの違いを知ろう 現代仮名遣いと歴史的仮名遣いの違いは、「発音」にあります。 現代の話し言葉通りに表記するのが現代仮名遣いであり、発音に関わらず平安時代から続く表記を継承しているのが歴史的仮名遣いで、「いづれ」がそれに当たります。 今回は、「いずれ」と「いづれ」の違いや、言葉が持つ意味と使い方についてご紹介しました。 「いずれ」「いづれ」という言葉を上手に使い分け、ビジネスシーンではスマートな文章を心掛けましょう。

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