夜景の素敵な高級レストランで、イケメンエリートの彼・徳井からのプロポーズ、そして永遠の愛を約束するエンゲージリング・・・の写真をSNSに投稿し、 皆からの羨望のまなざしで幸福を味わうサヤ。 ブランドの中でも最上級のブランド物を身に着け、ファーストクラスで海外で金に糸目をつけないショッピング。 リムジンに乗り、華やかセレブの友人たちのパーティに招かれ、ときにはオシャレなパワスポで自分を浄化する旅へ。 港区在住のセレブお嬢様でありながら、大企業のキャリアウーマンでもある「misaki」は、サヤにとって「理想の存在」そのものだった。 セレブの仲間入り気分に溺れ、転落の入り口へ 「misaki」の生き方を真似したくて、営業部でバリキャリを目指すサヤ。 そこは、サヤが望んでいた有名人・セレブリティ・富裕層たちが集う「一流」の世界だった。 セレブたちとの交流ですっかり「セレブの仲間入り」気分に酔いしれるサヤ。 金と地位と権力がある中年男たちに誘われると、 将来有望なイケメンとはいえ、サラリーマンでしかない彼氏の徳井が色あせてみえてきたサヤは、パーティで一線を超えてしまう。 野暮ったい地味ハケンのせいで化けの皮が剥がれるピンチ! 営業部に入ってきた派遣の地味で野暮ったい女・中山泉に、めんどくさい仕事を全部ふって遊んでいたサヤ。 そのことがバレ、社員みんなから総スカンをくらってしまう。 明日香の『その後』についても作中で触れられており、昔のキラキラ生活とは無縁の、 道端に咲く花にポエミーなつぶやきをする抜け殻女子になった様子。 気になるのは、ひそかにサヤのことをネットで監視している「誰か」の存在。 第一話ではまだ明かされていませんが、SNSでサヤをネットストーキングしている怪しげな人物がでてきます。 それは落ちぶれた前作の明日香なのか、それとも、職場で地味清楚系ぶっている派遣の中山なのか、または一見サヤを評価している先輩なのか。 サスペンス要素もあって、続・「ゴミ屋敷とトイプードルと私」シリーズとしてワクワクする滑り出し。 人気爆発した「ゴミ屋敷とトイプードルと私」でしたが、さすが池田ユキオ先生。
次のカードが止まり、後輩の前で恥をかいた明日香。 支払いを急かすため、自宅に戻った彼女を待っていたのは、急病で倒れた父親の姿でした。 絶対イヤ!! 会社の後輩に、ホテルのランチを奢ろうとした明日香。 しかしカードは全て止まっており、彼女は後輩の前で恥をかいてしまいます。 そのまま会社を早退し、自宅に戻った明日香。 ポストには、催促状が大量に届いていました。 「お母さん!払っておいてよね、こういうの・・・!」 玄関の扉を開け、怒鳴り込んだ明日香。 しかしそこで彼女が見たものは、廊下に倒れる父親の姿でした。 クモ膜下出血で、二度と歩けなくなってしまった父。 それどころか話すこともままならなくなり、もう仕事をすることができなくなります。 「うそでしょう!お金どうすんのよ、カード使えないのよ!」 「掃除も洗濯も、誰がやるの!」 焦り、叫ぶ明日香に、姉は 「自分でやるのよ」と淡々と告げます。 「・・・や・・・いや・・・」 「絶対イヤ!!」 絶叫し、そのまま駆け去る明日香。 そんな明日香を、姉は 「本当に仕方のない子」と、冷たい笑顔を浮かべて見送ります。 プチ援交、そして・・・ (お金が欲しい!) 絶対に、今の生活は変えたくない。 そう思った明日香は、一人、夜の街を歩きます。 その時、取引先のエロオヤジが、明日香に声をかけてきます。 「こんなとこで出会うなんて感激だなあ!俺たち相性バッチリー!」 酔っ払い、明日香に絡んでくるおじさん。 「・・・運命、かもしれませんね・・・」 大嫌いなおじさんに、笑顔を見せる明日香。 二人はそのまま、ホテルに入ります。 (これで、カードの支払いができる・・・) おじさんに抱かれながら、にやける明日香。 しかし彼から渡されたのは、タクシー代の、たった3千円! 驚き、怒る明日香に、おじさんは、 「なに?援交のつもり?勘弁してよ、若い子じゃないんだから」 と下卑た笑みを浮かべます。 そのままタクシーに乗り、去っていくおじさん。 残された明日香は、夜道で一人、呆然と立ちすくみます。 拡散 翌日。 いつものようにSNSをアップして、会社に向かった明日香。 しかし周囲の彼女を見る目が、明らかに変わっています。 (なんなのよ?) 焦った明日香は、女子トイレに駆け込み、SNSを覗きます。 するとそこには、 昨夜のおじさんと明日香の写真が、拡散されていました! 愕然とする明日香の耳に、飛び込んできた女子社員の噂話。 「目覚ませよ、ババア!そんなだからハゲだぬきに付け込まれんじゃん!」 噂をしていたのは、明日香になついていた後輩のサヤでした。 「徳井さんが気があるって言ってみたら、目ぎらつかせてんの、あのババア、マジウケる!」 「んなわけねーだろ、こう君はあたしの彼氏だっつーの!」 サヤの高笑いに、歯をくいしばる明日香。 怒った彼女は、露出の高い洋服を着て、再び徳井に近づきます。 「ねえ、知ってるのよ、あなたの気持ち・・・」 「今夜ホテルいこ。 みんなにはナイショ!」 色目を使い、徳井に声をかける明日香。 しかし徳井は、そんな明日香に 「キモいっすよ」と、冷たい言葉をかけるのです・・・。 「ゴミ屋敷」で検索してみてください^^ 「ゴミ屋敷とトイプードルと私」結末の感想は? プリンセスだと思っていたのは自分だけ。 実は若い後輩たちに、バカにされていた明日香。 しかしその事実を認められない明日香は、会社で暴走してしまいます。 カードが止まり、父親が倒れ。 お金がなくなった明日香を待っていたのは、冷たい現実でした。 金策のため、取引先のおじさんをホテルに誘った明日香。 しかしその様子を同僚に撮影され、SNSで拡散されてしまいます。 周囲から冷たい目で見られ、孤立した明日香は、皆を見返してやろうと、女性社員の憧れの的・徳井を誘惑。 しかしそれを拒否され、錯乱して暴れたことで、会社をクビになってしまいます。 それでもなお、「キラキラした自分」を諦めきれない明日香。 しかしそんな明日香を、姉が実家から追い出してしまいます! なすすべがなくなった明日香。 彼女は父親の介護をすることで、実家に住むことを許されます。 着飾って出歩くこともなくなり、10キロも太ってしまった明日香。 以前の面影など消え去ってしまいますが、それでも諦めきれず、ネットで拾った写真を使い、SNSの発信に励むのです・・・。 子供の頃から美人で、周りからちやほやされて育った明日香。 20代前半までは好き放題できましたが、年を取るって残酷です。 どこかできちんと自分と向き合わないと、こういうことになるんですね・・・。 SNSで、個人が自由に発信できるようになった今の時代。 ここまで極端な人はそうそういないと思いますが、「キラキラした日常」に疲れた女性は、案外多くいるのかもしれません。 ちなみに明日香が飼っていたトイプードルは、姉に助けられ、姉一家とともに幸せな生活を送っています。 ご安心くださいね^^ この「ゴミ屋敷とトイプードルと私」は、まんが王国だと1話100円(税抜き)で読むことができます。 最新の情報は、U-NEXT公式サイトにてご確認ください。 後輩も卑劣ですよね。 やった事は犯罪似た者カップル 20代前半はチヤホヤ 歳をとればそうはいかなくなる 借金一度肩代わりしたけど、後は助けないとハッキリ言うべきだった。 別の所で読んだけどね。 姉夫の方は、あんまりネタバレまずいかな? 犬は子供と楽しそう嬉しそう お母さんも主人公を突き放した 姉しか頼る者は居ないと言え。 さんざん甘やかしてきた責任はあるのに。 お父さんが亡くなれば放り出すのかしら?姉夫婦は仲良く見えるけど 夫の定年後はどうなるのかな。 お小遣いは与えられてるかも知れないけど。 他のお金は全部お姉さんの管理の下になってたり 定年後退職金全部取られて、貯金も無く、放り出されるかも。 その可能性はあるでしょう。
次の明日香のことあんなにバカにしてたのに!! パパ活に目覚めたサヤ。 自分の体を差し出すだけで、憧れの港区にも住めちゃうし、ブランド物のプレゼントだってもらえてしまいます。 セレブな遊びでSNSはイイねが倍増! パパ活で一夜を共にすれば仕事だって勝手に舞い込んできて、営業成績は一気にトップに! サヤはますますパパ活で手に入れた、港区のセレブな生活にのめり込んでいき、婚約者の徳井や同僚など周りの人間を見下すようになっていきます。 今までの自分の周りなんで虫けら。 今のセレブなあたしが、本当のあたし。 そう思っていることが少しずつ言動にも現れ、周囲の人間からの信用がガタ落ちになっていきます。 婚約者のイケメン徳井も、会社で輝く自分も、ぜーんぶあたしのもの。 そう強欲になっていくサヤは、自分でどんどん破滅への道を歩み出します。 ・・・なんだか日本昔ばなしの現代版を見ているかのようです笑 周りにもサヤみたいな人、ここまで酷くなくてもいるのではないでしょうか。 たび重なる目も当てられない態度に、ついに婚約者の徳井から婚約破棄を告げられたサヤ。 「私が振られるなんておかしい」 「私は億稼ぐ世界を知ってるのよ!」 「それに比べたらあんたなんか虫ッケラ同然なのよ!」 そう豹変し、婚約者・徳井の前でワインの瓶を割り、瓶でクッションを刺しまくるサヤ。 髪を振り乱し暴れまわる姿は、前作「ゴミ屋敷とトイプードルと私」の主人公明日香を上回るものがあります・・・。 一通暴れまわり、婚約解消は自分の方からにして、ポジティブでハッピーな別れをしたことをSNSに投稿しようとしたサヤが見たものは、フォロワーが急増している自分のSNS! 一瞬喜ぶサヤでしたが、そこには見覚えのないアカウントの書き込みが。 それは誰かがサヤの名を語って、サヤの「裏アカウント」を作り、今までの パ パ活をしているあられのないサヤの写真がアップされていたのです。 そこには港区の「パパ」たちとキスをしたり抱き合ったりしているサヤの姿と、仕事を体で取ってきていた事実が投稿されていました。 その裏アカウントの存在から、サヤ本人のSNSアカウントが炎上してしまったのです。 見覚えのないアカウントに、今までの隠したい自分の行動を赤裸々にされ、誰かに恨まれていることを知るサヤ。
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